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執筆者の写真menskazokukai

祖母のはなし①



年末年始に故郷に帰りました

故郷に帰ると、いつも使っているかのように

北陸のなまりでお話ができます(笑)


私には90歳を超える祖母がおりますが

コロナ禍で会えるのは年に1回程度

長生きの勲章でもある認知症も年々進んできています


1年前のお正月に祖母宅を訪れると

もの盗られ妄想なのか?私と話している隙間で押し入れをゴソゴソしていました

認知症疾患医療センターでお薬を調整してもらい

今はデイサービスに通いながら、穏やかに家族と暮らしています


私のことは忘れてしまっているだろう、と思いながら

祖母の家に年始の挨拶に出かけました


玄関を入ると、祖母が立っていてニコニコ優しい顔で迎えてくれました

挨拶をして、居間で祖母とおじちゃん夫婦と私の家族でお茶をしました

祖母が??、な顔をしていたので

自己紹介すると、「ああそうか~」と

認識が取れているのか、正直な所わかりませんでした


祖母の隣に座り、一緒にみかんを食べ

私の小学生の娘と中学生の息子にお年玉をくれました

おじちゃんの話によると、お正月前は

「お年玉を準備しないと」「お金を下ろしにいかないと」と

何度も何度も、、

そのようなやり取りを繰り返して

おじちゃん夫婦の助けを借りてお年玉を準備したようです


祖母がぼそっと私に言いました

「あの人達、誰?」と

祖母の目の前に座る私の家族と自分との関係性がわからないようでした

その言葉から、孫である私のことは

(自己紹介をすると)認識が取れていることを実感し

嬉しい気持ちになりました


その②につづく、、

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